プレミアムな製品開発を行い、ファンを広げていきたい。

御社の事業を教えてください。

大阪に本社のある通販型の印刷会社です。チラシや名刺、はがきやカード、冊子やパンフレットといった印刷物を制作しております。

業務内容を教えてください。

岩田様：マーケティング担当で、ホームページの作成、運営を行っております。
グリベン様：商品開発をメインに、素材調達も含めて行っております。

どういった設備を保有されてますか？

オンデマンド印刷機、オフセット印刷機など様々な機器を保有しております。
シナップスXMの印刷時のメインはIridesse™ Production Pressをメインに使用しております。

シナップスを導入した背景を教えてください。

2年前に紙以外の素材を使った新商品開発を検討していました。
はじめに試したのがPET合成紙で、プロダクションプリンターのXerox® iGen®に適応するものを探してました。国内、ヨーロッパ、アメリカの印刷会社のホームページなどで調べた結果、シナップスが見つかりました。オンデマンド印刷専用の素材として作られ、強度や耐水性もあり、紙のように印刷できるのに紙の目がないということで、非常に興味がわきました。
早速WEBサイトから問い合わせし、印刷のサンプル確認後、質感や用途、海外の事例を見て採用に至りました。

他に比較した素材はございますか？

あらゆる合成紙を比較しましたが、シナップスが最も高級感があり、品質も良かったです。PPベースの合成紙は高熱に耐えられないため、オンデマンド印刷に不向きだったり、他社製のPETベースの合成紙は光沢調でフィルム感が強かったり、色々と問題が発生しました。

シナップス採用の決め手はありますか？

2点あります。
まず1点目は『白さと質感』です。他社製品は青白かったり、黄色味がかった白でプラスチック感が強く、高級感が伝わりにくかったです。
それに比べシナップスは誰が見ても間違いない『白』でした。指を表面で擦ると、なめらかな手触りです。
2点目は『筆記適性の高さ』です。鉛筆、シャーペン、マジックと相性がよく書きやすかったです。他社製品は擦ると消えたり、滲んだりしました。
他社と比較して、見た目、機能性など様々な面で上回っていましたので採用に至りました。
わたくし個人もシナップスのファンなのでプレミアム感のある製品を開発し、お客様にもシナップスの良さを知ってファンになっていただきたいです。

シナップスの活用事例や今後展開したいアイディアはありますか？

主な商品としてはクリニック向けの診察券やサロン向けのメンバーズカードなどのカード製品が多いです。駐車券としてのご依頼もあり、それぞれの色でナンバリングしたものを1,000枚ずつ作成するバリアブル印刷のご依頼も対応させて頂きました。
飲食店のメニュー表としての実績も増えおり、コロナ禍で不特定多数の人が触るメニュー表はアルコールで清掃する機会が多くなりましたが、シナップスは耐薬品性があり、アルコール清掃も可能です。
医療用などに使用されるような高濃度のアルコールではトナーが溶けてしまいますが、一般的に清掃や手指消毒で使用するようなアルコール製剤なら色落ちや劣化もしないので問題なさそうです。
今後、抗ウイルス・抗菌の機能が追加されるので、衛生面を気にされている飲食店、病院などへ、印刷物に『安心・安全』という新しい付加価値とセットで提案していきたいです。
また、スイングPOPはシナップスのコシがあり最も強みを活かせます。早急に商品化を検討していきたいと思います。